
小盛ひなちらし 1人前2,200円(税込)140φ
3月3日(月)は桃の節供、ひなまつり。
ひさご寿しでは一人ずつの木製わっぱに春の食を盛り込みます。26種の素材でちりばめられる限定のちらしずしです。
2月下旬~3月3日までの期間、予約限定販売となりますので、お求めはまずお電話にて受けたわまります。0748-33-1234
使用食材:えび、いくら、穴子、サーモン、まぐろ、たけのこ、厚焼き玉子、桜麩、桜大根、紅白丸蒟蒻、蓮根、たらの芽、花弁大根、蝶人参、菜花、ロマネスコ、木の芽、柚子、ラディッシュ、花穂紫蘇、シャリ、錦糸玉子、干瓢、椎茸、まぐろそぼろ
女の子の成長を願い邪気を祓(はら)う日本古来の節供として現在も語り継がれている桃の節供・ひな祭り。正しくは「上巳の節供」といいます。
江戸時代に定められた五節供の一つで、雛人形を飾る「ひな祭」と、春の山遊び・磯遊びをする行事が合体したものとされております。
中国では旧暦三月の最初の巳の日に川で禊(みそぎ)をし、けがれを水に流す行事が古くからあり、「曲水の宴」として、四世紀頃に三月三日に固定されました。日本ではこれに、形代(かたしろ)(人形(ひとかた))で体をなでて穢(けが)れを祓い川や海へ流すという行事が加わりました。
一方、平安時代には、幼女の人形遊び「ひな遊び」があり、この人形が穢れを祓う人形と相拠りあい雛人形となり、人形で身を浄め、飾るという風習が室町時代に上流階級で定着したとされています。
また、ひな祭とは別に、上巳の日に重箱に料理を詰めて山や海辺で遊ぶ山遊び、磯遊びの風習も民間では広く行われていました。もともとは穢れを祓う行事で、農村では本格的な農繁期の前に身を清める必要があったのです。
このように様々な風習が折り重なって出来た上巳の節供は、江戸時代から明治時代に至る時期にすっかり女性の節供というイメージが定着しましたが、その一方で、春を祝い楽しむ祭の要素も強く、この時期に貝が最も味がよくなることから材料としてもてはやされ、特に蛤は二枚の殻のちょうつがい部分に互いに凹凸があり他の殻とは絶対にかみ合わないことから女性の貞操の象徴として不可欠なものとされました。女性の節供のイメージが定着する以前上巳の節供は海や山へ行くか、家に親しい人を招いて会食することが一般的でした。
近世・近代と違い多様性の時代となりましたが、おたがいに寄り合う事はいつの時代も大切です。みなさまの寄り合うひとときとして、ひなまつりを楽しんでいただければと思います。